私は中古ゲームの仕入れが得意で、転売が主な収入源になっています。
中古ゲームと一口に言っても、ゲーム機の種類は様々で、その中でも儲けやすいゲーム機と儲けにくいゲーム機が必ずあります。
当然、儲けやすい機種のゲームソフトを重点的にリサーチした方が仕入れ効率は高くなりますので、仕入れに1時間かけたとしても、儲けにくい機種のゲームソフトをリサーチするよりも儲けやすい機種のゲームソフトをリサーチした方が仕入れるアイテム数は格段に多くなります。
特に、副業として転売を始める忙しいサラリーマンは、仕事帰りにブックオフに1時間だけ立ち寄って商品を仕入れたり、寝る前の1時間だけパソコンで調べ物をしたりすることもあるので、短時間でたくさんの商品を仕入れるためには、稼ぎやすい機種のゲームソフトから調べるのが基本です。
この記事では、Gamejp24h.comが中古ゲーム転売初心者向けに、稼げるジャンルについて詳しく解説します。
ゲーム せどりで儲かるジャンルとは?
以下では、ゲーム機ごとのゲームソフトのグループを総称して「ゲームジャンル」と呼びます。
現在市場に出回っているゲーム機にはさまざまな種類がありますが、Amazonで売れているゲーム機に絞ると、このようなジャンルが存在します。
ゲームショップなどのメディアショップでは、ゲームソフトがジャンルごとに分類された棚で販売されていることが多いので、どのジャンルの棚から調べ始めるかが、仕入れ効率を上げる大きな鍵となります。
もちろんネット転売でも同様で、膨大なゲーム商品から仕入れやすいカテゴリやジャンルに絞り込んでリサーチした方が圧倒的に効率的です。
ただし、SFCやGBなどの古いジャンルになると、扱っている店と扱っていない店があり、扱っている店でもレトロゲームとして一括りにされていることが多いので注意が必要です。
ゲームのジャンルは非常に多く、各ジャンルにはAmazonで売れる人気ソフトが一定数あるので、全く仕入れられないジャンルはありませんが、「利益が出せる商品の割合が高いジャンル」は確実にあるので、この点は覚えておくことが大切です。
儲かりやすいレトロゲーム:
単刀直入に言うと、中古ゲームを転売する際に最も儲かりやすいジャンルは「レトロゲーム全般」です。
どの時代のゲーム機をレトロゲームと呼ぶか明確な線引きはありませんが、儲かりやすいレトロゲームを中心に以下のジャンルを覚えておくと良いでしょう。
比較的発売されてから年数が長いですが、初代ファミコンやPCエンジンのような超レトロゲームほど古くはありません。レトロゲームは最新ゲームに比べて売れるソフトが少ない傾向にあります。最新機種の方が需要が高く、売れやすいゲームが多いのは当然です。
一見、売れ筋ソフトが少ないことは仕入れの面で不利に思えますが、実はその逆で、売れ筋ソフトが少ないことは仕入れの効率化という点では大きなメリットとなります(詳細は後述)。
レトロゲームのもう一つの特徴は、人気ソフトは利益が出やすいソフトの割合が高いことです。
例えば、最新機種の人気ソフトが1,000本あるとして、そのうち20本は仕入れれば利益が出るとします。
一方、人気レトロゲームは100本しかありませんが、利益が出やすいソフトは10本あるそうです。
売れない商品を仕入れても意味がないので、まずはAmazonで売れているかどうかをチェックしますが、実店舗に行くたびに1つ1つ商品を調べてリサーチする時間もないので、どの商品が売れているのか大まかに把握しているゲーム転売屋は多いです。
最新機種でも需要が高い商品がほとんどなので、人気商品の種類は膨大で、すべてを覚えるのは大変です。しかし、レトロゲームは、人気が続いている商品だけが需要が高いため、売れ筋商品の種類が限られており、すべてを覚えておくのは簡単です。
つまり、レトロゲームを購入する際にある程度リサーチをすれば、売れ筋商品を記憶できるので、購入の第一段階であるAmazonでの売れ行きチェックを省略でき、効率が格段に上がります。
次に、出品時にどれくらいの価格で売れると見込めるかを見積もり、仕入れ価格と比較して利益が出せるかを見極めます。前述の通り、レトロゲームは利益が出やすい人気ゲームの割合がかなり高いので、利益が出そうな商品を見つけやすいです。
売れ筋のレトロゲームを覚えておけば、あとは利益が出せるソフトかどうかをチェックするだけです。レトロゲームは利益が出せる価格になっていることが多いので、スムーズに仕入れることができます。
ここからは、レトロゲームがなぜ儲かりやすいのかをもう少し掘り下げていきます。
1. Amazonは価格が安定している
レトロゲームは発売されてから時間が経っているため、ゲームソフト全体の需要と供給のバランスが良いと言えます。
このため、レトロゲームはAmazonでの販売価格が安定している傾向にあります。
例えば、あるレトロゲームソフトのAmazonでの最安値が1,000円だったとします。
このゲームソフトは発売されてから何年も経っており、1,000円という価格で需給バランスが均衡しています。特別な事情がない限り、急に需給バランスが崩れることは考えにくいため、今後も適正価格である1,000円から大きく売価が変動することは考えにくいです。
つまり、Amazonでのレトロゲームの売価は安定しており、利益を出すための仕入れ価格基準は常に同じなので、安定して仕入れることが可能です。
以前と同じ商品を同じ価格で仕入れることができれば、同じ利益を出すことができるので、安定した収入を得ることができます。
2. 付属品が豊富
レトロゲームの特徴として、商品1つにつき付属品が多数付属していることが挙げられます。
Amazonの中古ゲームソフトに対するお客様のニーズは幅広く、遊ぶために購入する人もいれば、コレクターズアイテムとして購入する人もいます。
そのため、レトロゲームは付属品の有無や状態によって、さまざまなニーズを持つ購入者に販売できるというメリットがあります。
このゲームソフトの買取価格は、Amazonの最安値よりはるかに高い…と思っても、付属品がすべて付いていて状態が良い商品であれば、最安値より数百円から数千円高く売れる場合もあり、最安値だけを見ていると見逃してしまうような利益を出せる商品も数多くあります。
もちろんその逆もあり、付属品が全くなく汚れが目立っていても、購入者のニーズに合えば、遊びたい購入者に購入されます。
付属品の有無で販売価格が大きく変わります。
3. 実店舗は価格が安いことが多い
これは主に実店舗で購入する場合のメリットですが、実店舗は価格が安いことが多いのも事実です。
そもそもレトロゲームは、コアなゲーム愛好家層がオンラインショップや専門店で購入することが多いのが特徴です。
そのため、ライトユーザーがよく利用するメディアショップなどの実店舗では需要が低いです。
たまたまメディアショップに立ち寄って、古いゲーム機のソフトを衝動買いする人はあまりいません。
その場合、最新機種の中古ゲームソフトは相場に合わせて適正価格になっている場合がほとんどですが、実店舗でのレトロゲームの需要が低いため、相場に合わせた価格設定を怠っている店舗も多く、そのような店舗から大量に仕入れられる可能性があります。
もちろん、レトロゲームに法外な値段を付ける実店舗もありますが、逆に信じられないほど安い価格の店舗を見つければ、その店舗は宝の山となります。
実店舗を中心に商品を仕入れていた頃は、価格が安くて買いやすいと感じた店舗がいくつかあり、その店舗を中心に商品を購入することで、仕入れ効率の向上を図っていました。